排出権取引について
- ICE Endexで取引されている排出権取引とは?
- インターコンチネンタル取引所(ICE)は、2000年にエネルギー関連デリバティブの店頭取引市場として米国で設立され、最新鋭の高速売買システム(電子取引プラットフォーム)の提供と顧客需要に適したデリバティブ商品(先物・オプション等)の開発を強みに発展してきました。
2001年にロンドン国際石油取引所(IPE)、2005年にニューヨーク商品取引所(NYBOT)、2007年にウィニペグ商品取引所(WCE)、2010年にシカゴ気候取引所(CCX)とヨーロッパ気候取引所(ECX)、2013年に取引所運営会社のNYSEユーロネクストを買収し、世界最大の株式市場であるニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に収めて世界有数の取引所グループになりました。
ICE Endex(NDEX)はICEのヨーロッパにおけるエネルギー取引所。本拠はオランダで、オランダ、ドイツ、イタリア、オーストリア、ベルギーの天然ガス先物・オプションおよび保管施設(TTF)を運営している。また、ドイツとオランダで天然ガスのオークション、AEX株価指数オプション、個別株先物等の株式デリバティブも提供しています。
- 仕組みのポイントは?
- ・削減目標よりも削減できた分は排出権取引所を通して他社に売れる。
・削減目標を達成できなかった分は排出権取引所を通して他社から排出権を購入出来る。
・排出権取引せずに削減目標を達成できなければ大きなペナルティが課せられる。
原因・要因について
- 排出権の売買が盛んになる要因は?
- パリ協定は、「京都議定書」の後継となるもので、歴史上はじめて、気候変動枠組条約に加盟する196ヵ国全ての国が削減目標・行動をもって参加することをルール化した公平な合意であり、全ての国が、長期の温室効果ガス低排出開発戦略を策定・提出するよう努めるべきとし、CO2削減に取り組まなくてはなりません。
未達成の場合はペナルティ(罰則)がある為(欧州では企業や団体によるCO2削減は義務)、削減目標を達成できなっかた国や企業は、他であまった排出量を購入して排出可能量を増やし、ペナルティを受けるのを避けます。
このとき国や企業は費用を支払って環境対策をやる替わりに、もっとCO2を出しても良いとういう許可を購入したことになります。したがって、CO2排出権の本格的な価値は、環境対策コストだと考えられます。
- 温暖化の原因は?
- 地球温暖化の原因はCO2(二酸化炭素)やメタンなど温室効果ガスと呼ばれる大気中の成分急増にあります。温室効果ガスの代表格のCO2がこのまま増え続けると、21世紀半ばには、気温は1.5度~3.5度上昇するといわれています。
価格変動要因
- CO2価格の値動き変動要因は?
- CO2排出権取引には不特定多数の企業及び個人や国が参加します。世界全体での排出権取引の市場規模は2007年時点で約400ユーロ(6兆円)前後で急激な拡大を見せています。価格の変動要因には社会情勢、為替や金利などが影響します。
- 価格上昇要因は?
- ・世界景気拡大
・エネルギー価格上昇
・環境規制強化
・石炭使用(電力・動力)拡大
・排出権投資家の増加
- 価格下落要因は?
- ・世界景気減速
・エネルギー価格下落
・環境規制緩和
・石炭使用(電力・動力)縮小
・排出権投資家の減少